わたしのライフワークの一つはお菓子を手作りすること。
平日になにを作るか考えておいて材料を集めてから休日を迎えるのが習慣です。
スマホとにらめっこして、どのレシピにするのか考えるのも楽しいし、
同じレシピを繰り返して精度を上げるのもいいし、
初めて挑戦してお気に入りのレシピを見つけるのもいい。
甘いものを食べるのが大好きな自分と、
周りの人にも喜んでもらえるのでずっと続いています。
お菓子作りの原点はクッキーで、
オーブンに付属していた料理本のレシピでした。
今でも手元にあるこの本はボロボロでとても古ぼけていますが愛着があります。
小さな頃から母が料理やお菓子作りを手伝わせてくれたので、
6才の頃には一人でクッキーを焼いていました。
小麦粉を撒いたり、生地を飛ばしたりして掃除は大変だったと思うけど、
止められることはなく自由にやらせてもらいました。
クッキーを作る工程はどれも実験のようで
卵を割るのも、材料をぐるぐる混ぜて生地が変わっていくのも、
粘土遊びみたいな型抜きも全てが楽しかった記憶があります。
子供だからもちろん手際はよくないので、クッキー生地はよく練られて
とても硬く今考えるとそこまで美味しい仕上がりじゃなかったと思います。
それでも、天板いっぱいに敷き詰められたきつね色のクッキーたちは
自分で作ったもので〝特別″でした。
このレシピは今でも使っていて、
何百回と作っているのに生地の仕上がりは毎回違ったりします。
主に卵のサイズが理由だと思いますが、柔らかくなったり硬くなったり…
なので上手く焼けたときは今でも嬉しいです。
型抜きはしないアイスボックスクッキーの作り方で、切るときに潰れてしまうのでかまぼこ型の不恰好な形で素朴です。
家族にも褒められる加塩の甘じょっぱいクッキーレシピ。
これからもずっと作っていく大切なレシピです。
シンプルクッキー
材料 (天板1枚分 約30コ)
小麦粉(薄力粉)…130g
バター(加塩)…65g
砂糖…55g
卵…1/2コ
バニラエッセンス…少々
小麦粉をふるう
ボールにバターを入れクリーム状になるまでよくすりまぜ、砂糖を2-3回に分けて加える。白っぽくなったら、卵を割ほぐして少しずつ加える。バニラエッセンスも合わせる。
②に①を入れ切るように擦り合わせ、ひとまとめにしてから棒状に成形してラップに包んで冷凍庫で約30分休ませる。
5㎜の厚さになるように包丁で切り、160°で15分焼く。焼けたら粗熱をとる。
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