台湾が好きです。
人と街のエネルギーの強いあの街が。
街中には八角のような強いスパイスの匂いが漂って、
道路はバイクで埋め尽くされていて、生活感があって
とても雑多なあの風景が異国を感じさせてくれます。
台湾は食べ物がとても魅力的ですが、
甘党としてはスイーツをやっぱり紹介したいと思います。
台湾のスイーツは薬膳がベースになっているようで、
体調に合わせてトッピングを選ぶことができます。
女性に嬉しい効果がある食材もふんだんに使われていて、
甘くて美味しいけれど身体にいいのが特徴。
30歳も過ぎると色々と気になるところがででくるので、
甘いものを食べながら体を大切にできるのは一石二鳥でとても嬉しい。
あの街で力強く生きる台湾の人々の活力は、食からきているのかもしれないといつも考えます。
そんな台湾大好きな管理人が、お気に入りのスイーツを2種類紹介します!
古早味豆花(トウファ)
最初に台湾に行ったのは確か12月で姉と2人旅でした。
南の方にある国とは言え、しっかりと寒くてダウンを着て行ったのを覚えています。
海外旅行初心者の2人は、街の雑多な風景とワイルドな匂い、道路のバイクの量に驚いて面食らっていました。
そんな慣れない環境でしたが、湯気の立った温かい豆花は冷えた体を温めてホッとした気持ちにさせてくれました。
新鮮な豆乳にニガリを入れて作る豆花は、絹ごし豆腐より柔らかくて豆の味が濃いです。
この上に透明なシロップとピーナッツや仙草ゼリー、芋団子、タピオカ(QQ)などをトッピングしていきます。
滋養があって素朴なこの味が大好きで、
家の近くに豆花屋さんが欲しいと毎回思ってしまいます。
「孤独のグルメ」でもゴローさんが行ったみたいですね。
マンゴーのかき氷
2回目は母と姉と3人で行きました。
9月の中旬で、まだ気温が高くて湿度も日本とは比べものにならないくらいで息苦しいほどでした。でも、建物の中は痛いほど冷房が効いていたので寒かったです。
その日は姉と別行動で、わたしは母と一緒にショッピング街へ来ていました。
事前に下調べした目的のお店のマンゴーのカキ氷。
通りに面したその店はオープンカフェでとても賑わっていた。
両手で持つサイズのお皿に、溢れんばかりの氷とマンゴーとアイスとシロップが豪快にのっていて日本のカキ氷にはない迫力があった。
さくっとスプーンで掬い頬張ると、ジューシーなマンゴーと氷がほてった体を冷やしてくれる。
氷はただの水ではなく、練乳のようなミルキーさと甘さがあった。
サイズが大きいのでシェアするのがちょうど良いけれど、食べ切れたかどうかは記憶にない。
台湾に来るといつも、”生きていく!”というガッツを土地や人々から感じる。
これは日本人には感じられないもので、根を張ってエネルギーを使って人生を生きているのがわかる。
あまりに整って平和で便利な日本にずっといると、感覚が薄れ心の一部が鈍って弱ってくる。
未知のものに触れて、土地の空気を感じ、自分の中に新鮮な空気を入れて心を動かしたい。
家族がいると安心だけど、頼ってしまう場面が多いので自分でなんとかすることが少ない。
いつもの妹気質が出てしまう。
そうすると旅が薄くなる気がする。
逆に一人で海外旅行に行くと、もちろん全部自分でやらなければいけないし、何かあれば責任も自分にある。
緊張して怖さも感じるけど、そのアンテナを敏感に張っている状態がエキサイティングで楽しいから
わたしは旅に出たくなるんだと思う。
縁もゆかりもない土地に来て
出来なかったことが出来るようになること
知らなかったことを知って行くこと
自分の庭のようにお気に入りを世界に増やしていくこの作業がわたしは好きだ。
泊まりたいホテルもあるので今年中に行けるといいな。
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